株のリスクは、株式に投資をしても儲かる確実性がないという点であり損をすることもあります。投資した額よりも売るときの額が少なくなる事があります。株は値下がりのリスク、流動性のリスク、倒産のリスクがあります。

値下がりのリスクとは、株価は常に変動しているため差益ではなく、差損になることがあり、常に価格変動していることがリスクになります。株価が大きく変動している銘柄は、大きな収益を上げるチャンスもありますが損失を負う危険もあります。これを値下がりのリスク、もしくは価格変動のリスクと言います。

流動性のリスクとは、自分の持っている株券を売りたいのに取引量が少ないため売れない事や買いたいのに買えないことを流動性のリスクと言います。取引は売る人と買う人の両方が合意することで成立します。売り手がどんなに売りたくても買い手が値段などに納得しなければ取引が成立しないため株が現金化できなくなってしまうのです。

倒産のリスクは株式を保有している会社が倒産してなくなってしまうと、株券は紙くずになってしまうことを言います。全損の非常に損失の大きい状態になってしまうのです。株式投資を行う上では、これらのリスクを認識して情報に敏感になり回避する努力が必要になります。

リスクプレミアムは国債の利回りと株の利回りとの差を指します

リスクプレミアムはRisk・Premiumの2語からなる言葉で純粋な経済用語であります。リスクは危険、プレミアムは割増料を意味します。

リスクプレミアムは国債の利回りと株の利回りとの差を指します。国が発行する国債はリスクが低く、企業が発行する社債はリスクが高いため、国債はリスクのない資産であり株式はリスクのある資産のため、国債のリターンに高リスク分の上乗せがないと株式に投資しません。無リスク金利+リスクプレミアム=超過的な収益という関係になっています。

リスクプレミアムは、投資家が株式にお金を出す時に追加で要求する利益のことで株式は値動きが大きくリスクが高いため、その分儲けが大きくないと投資されません。たとえばTOPIXの年間上昇率が6%で、国債の利回りが4%であるならば、株式投資に要求する市場のリスクプレミアムは2%になります。株式の期待収益率は国債の利回りよりも高いとされる差分がリスクプレミアムとよばれます。

リスクプレミアムが低下すると株価が上昇して、リスクプレミアムが上昇すると株価は下落する関係になっています。また金融危機が発生するとリスクプレミアムは上昇して株価は下落する関係になっています。

株はリスクを考慮しないで取引を行う

株はリスクを考慮しないで取引を行うと人生を大きく狂わせてしまう悲惨な結果になることがあります。

たとえば、退職金をすべて株式に投資をして失敗して失ってしまったら、老後の蓄えがなくなり生活することが難しくなります。
参考:退職金の運用を失敗しないためのポイント | 退職金資産運用ガイド

また、老後の蓄えがなくなってしまったことで家族からの信用を失い見放されてしまうことで配偶者との離婚の原因にもなる場合もあります。

また、損失の補填をしようと消費者金融やカードローンで多額の借金をしてしまい、結局返済ができなくなってしまうことで、自宅を売却しなければならない状況や自己破産に追い込まれてしまったり、子供の教育資金にまで手が回らず、子供が希望する進路に進ませたりすることができなくなります。

また、借金をするときは、周囲の人には秘密にして借金を作ってしまうため、家族に隠し事がある後ろめたい気持ちにいつも悩まされる事になります。

また、借金で魔が差してしまい自分の働いている会社のお金を横領してしまったり、資金稼ぎのために詐欺などの犯罪に手を出してしまう例もあったり、株で大損したことがきっかけで、うつ病などの精神疾患を発症する人もいるためリスクを考慮することは自分の人生を守るために非常に重要なことであります。

株の売買でリスクを回避

株の売買でリスクを回避するためには、自分の中で株の売買に対するルールを作り厳守することでリスクを回避することができます。

まずは、現物取引のみに限定して、信用取引は行わないようにします。現物取引とは自分の持っているお金の範囲だけで株の売買を行います。信用取引はお金を借りて株の取引を行うため、損失額大きいと返済ができなくなるので、現物取引のみに限定した取引にした方がよいでしょう。

また、株の売買に使うお金と生活費はしっかりと分けておきます。株は自分の資産の余裕資金で運用することが原則なため、生活費を運用資金に回している人は投資のやり方に問題がある人です。もう一度冷静に客観的に自分の投資家としての行動を見直す必要があります。

また、株で得た利益は小遣いとして使ってしまうのでなく、温存して緊急時に備えるようにします。

また、持ち株が値下がりしてしまった時は、あらかじめ事前に決めておいた損切りのポイントで売却します。損失を取り返そうとすると冷静に判断ができないため、より損失を重ねてしまうため、自分のロスカットの水準を決めておいて10%を失ったらやめると決めていたらそれを厳守することで、会社が倒産してしまい株が紙切れになってしまうというような悲惨なリスクは回避することができます。